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コンラックさん、こんにちは。
昨晩の満月は、陰暦7月15日で「中元節」。
盂蘭盆(サンスクリット語のUllambana=甚だしい苦しみの意。祖先の冥福を祈り、その苦しみを救う行事。[抄:広辞苑])ということで、里帰りや墓参りなど忘れてしまった私は、天空の星を数えていました。その星のなかに、カンボジア星も明滅していました。カンボジア星は、12年前にUNTAC隕石が衝突し、いまだそのクレーターが無残な姿をさらし、残留放射能は消えないままです。
一度バブルの恩恵を享受すると、破裂したあとも、バブルの夢を見てしまうんですね。
先月末にカンボジアのコーコンに行ったのですが、そのときに津波の話題で若いバイタク・ドライバーと話しました。
「世界中から援助金がたくさん集まって、タイやインドネシアは良いよね」
援助だのみの体質がカンボジアを腐敗させているんだ、そういう考え方が駄目なんだ、と自説を彼に押しつけたのですが、彼も反論してきます。
「英語ができる僕のお父さんは、UNTAC時代に通訳として雇われ、その収入でとても裕福に暮らせたんだ。そして、僕が英語学校に行くお金も出してくれた。英語ができるようになってもUNTACが去ったあとは、あなたのような気まぐれな外国人が来るのを首を長くして待つだけ。客がつくのは数日に一人。バイクも借り物だし、やっていけないけれど、他に就職口は見つけられない。就職するためには、有力者に貢物をして、就職先に口利きをしてもらわないと駄目なんだけど、その貢物が半端なもんじゃないんだよ。津波被災国のように、世界中がカンボジアに注目し、外国人が大挙やってきて、お金を落としてくれるUNTAC時代のようなことが、起こらないかな。あなたの言う自助努力は正論だろうけど、僕は自助努力以前なんだ。」
UNTACの残留放射能…。
“同情するなら金をくれ”的考えを若い世代に植え付けたUNTACの責任は重い。
MK
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